不動産の豆知識!知ってトクするら!第5回目は「マンションの建物の形の名称」編!
2016/09/09
~不動産の豆知識!知ってトクするら!「マンションの建物の形の名称」編~フクダコーポレーション
「マンションの建物の形の名称」
建物形状
不動産業界では、マンションの外観は、建物の形状によってさまざまな言い方をしますが、今回は以下の分類を紹介します。
建物に凹凸のないシンプルな形のマンションを「ようかん型マンション」という。
シンプルな箱型の形状で、住戸がお菓子の羊羹を切った時のように並んでいるので「ようかん型」です。
基本型というように、この形状が最も建築コストも安く、また将来のメンテナンスに掛かるコストも比較的安く済みます。
単純な形状だからこそ、耐震性や耐久性も高いと言えますが、建物としてはあまり面白味もなく、また住戸のバリエーションも同じような間取りのものが多くなります。
敷地に対して住戸がたくさんとれ、建築費を抑えることができるので、多くのマンションに見られるタイプ。
1住戸ずつずらして住居を配置したマンションを「雁行型(がんこうがた)マンション」という。
雁が隊列を組んで空を飛ぶ様に似ていることからこの名がついたらしいのですが、住戸を少しずつ、ずらして配置する形状で、高級マンションなどに比較的多く見られます。
各住戸が角部屋に近い配置となり、開口部が増えるので、間取りも面白いものができます。
壁や柱が増える分、建築コストや後々のメンテナンスコストは割高となりますが、外観的にも高級感が増し、総体的にグレードは高い物件と言えます。
すべての住戸を角住戸にできるので採光・通風に優れ、プライバシーも保ちやすいです。
ただし、壁の表面積が増え、鉄骨や鉄筋が多く必要となるので建築費用が上がり、それだけ売買価格も高くなります。
斜面の土地の上に立つマンションを「斜面型マンション」という。
または「ひな壇型マンション」、「階段型マンション」という。
主に低層地域内の山の斜面などを利用して建てられ、建物がひな壇の形状(階段状)になっているマンションです。
静岡県では、熱海辺りでよくみられる形状ですね。
各住戸へはエレベーター(斜行)が無く、階段のみでのアクセスになることも多いですが、ルーフバルコニーが付くなど、採光や眺望にすぐれた住戸が多いことが特徴です。
各住戸に広いバルコニーやテラスを設けられ、平坦な土地よりも地盤整備や施工に手間がかかって建築費が上がるので、やはり売買価格が高くなります。
このように、ひとくちにマンションといっても、その形状も千差万別であり、また、それぞれによってメリット・デメリットもあります。
中古マンション市場においては、このような建物全体としての質や特性が、明確に評価されていない場合も意外と多く見受けられますので、そういったところにも気をつけて、物件を検討することが大切です。
以上「マンションの建物の形の名称」編でした。
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